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PETボトルのマテリアルリサイクル|プロセス、再生品の用途、関連企業を紹介

PETボトルリサイクル 化学産業の話題
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PETボトルのリサイクル方法のうちのひとつである、マテリアルリサイクルについて紹介します。マテリアルリサイクルはコストやエネルギーが少なくて済むため、まず最初に選択するべきリサイクル方法です。

PETは単体で製品化されることが多いことや、水に沈む特徴(一般的なプラスチックは水に浮く)があることから、PETのみに分離選別しやすく、マテリアルリサイクルに適した素材です。

PETのマテリアルリサイクルとは?

マテリアルリサイクルは、使用後の製品を破砕、分別、洗浄し、同じ製品や異なる製品の原料として再利用する方法です。リサイクルに必要な設備が他の方法に比べて少ないため、製造コストや環境負荷を低く抑えることができます。

一般的にマテリアルリサイクルでは微量の不純物や樹脂の分解の影響により、再生品の品質は低下する傾向があります。そのためマテリアルリサイクルした再生品は石油由来原料と混合して使用されてきました。

しかしマテリアルリサイクルの技術は進化しており、再生品のみで飲料用PETボトルに再使用できるほど高品質な方法も開発されています。

使用済みPETボトルや、工場で出るフィルムや樹脂の生産・加工時の端材がマテリアルリサイクルされます。特に工場で出る端材は不純物を含まないため、マテリアルリサイクルの原料として適しています。

実用化されているPETのマテリアルリサイクル

エフピコ

エフピコのプロセスフロー(出典:エフピコ

  1. 搬入:使用済みペットボトルが圧縮された状態で搬入されます。
  2. 前処理:圧縮されたペットボトルをばらし、その中から異素材品を選別した後に砕きます。
  3. 洗浄:キャップとラベルを分離し、アルカリ洗浄水による洗浄で不純物を除去します。
  4. ペレット化:高温真空にした反応炉を通過させ揮発留分を除去します。

利根川産業

利根川産業のプロセスフロー(出典:利根川産業

  1. 破袋機でPETボトルを解体し、選別ラインへ流す
  2. 一次選別ラインでPETボトル以外のものを除去
  3. ラベル剥離機でPETボトルに付着したラベルを除去
  4. トロンメルでキャップやごみを除去
  5. 光学式自動選別機でラベルが付着しているものを分別
  6. 二次選別ラインで人の目によって最終チェック
  7. 金属検出器にかけ金属を除去
  8. 粉砕洗浄機で洗いながらフレーク状に解体
  9. 水槽式比重選別機にてキャップとフレークを分離
  10. 脱水・乾燥機にてフレークを乾燥させる
  11. フレークが繊維原料として出荷される

PETのマテリアルリサイクルの再生品

PETはマテリアルリサイクルによってさまざまな製品に再生されます。その一例を紹介します。

PETの再生品の例
(出典:プラスチックのはてな ペットボトルのリサイクル

PETのマテリアルリサイクルの効果

PETボトル1kg(500mLサイズ33個)をマテリアルリサイクルすると、リサイクルしない場合と比較して、原油換算0.673Lのエネルギー使用量を減らすことができ、二酸化炭素3.25kgを減らすことができます。(出典:環境省 3R原単位の算出方法

PETのマテリアルリサイクル関係企業

関連書籍

本書はプラスチックのリサイクル技術を網羅的に解説しています。廃プラスチックリサイクル技術概論から始まり、マテリアルリサイクルとケミカルリサイクル技術の開発動向と応用展開、プラスチック包装材料に関わる国内外の法規制、廃プラスチックリサイクルにおける要素技術の開発動向など、幅広い内容です。個人で購入するには高額な本です。プラスチックのリサイクルに事業として取り組む方におすすめです。

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