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苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)とは?化学式・性質・製造方法・用途を解説

苛性ソーダ 情報

苛性ソーダの化学式(構造式)、分子式、性質、製造方法、用途をまとめてわかりやすく解説します。

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苛性ソーダの基本データ

化学式苛性ソーダの化学式
分子式NaOH
分子量40.00
外観白色固体
物理的性質アルカリ性/水に極めて溶けやすい
主な用途化学薬品の製造、石けん・洗剤の製造
製紙産業
水処理・環境保全

苛性ソーダとは?

苛性ソーダは、工業的に重要な無機化合物であり、その特性と用途から広く利用されています。苛性ソーダは強アルカリ性の無機化合物で、日本では劇物に指定されています。

苛性ソーダの化学式

苛性ソーダの化学式はNaOHです。ナトリウムイオン(Na⁺)と水酸化物イオン(OH⁻)から構成されています。

苛性ソーダの化学式

苛性ソーダの別名

苛性ソーダの別名には以下のようなものがあります。

  • 水酸化ナトリウム(英語:sodium hydroxideやcaustic soda)
  • カセイソーダ
  • ソーダライ(英語:soda lye)(水酸化ナトリウム水溶液を表します)

苛性ソーダのIUPAC名、CAS登録番号

IUPAC Name:sodium hydroxide

CAS登録番号:1310-73-2

PubChemリンク:https://pubchem.ncbi.nlm.nih.gov/compound/14798

苛性ソーダの性質

苛性ソーダは、以下の性質があります。

  • 常温では無色無臭の固体で、白色の球粒状やフレーク状で製造、販売されています。
  • 空気中の水分を吸収します。この性質を潮解性と言います。
  • 空気中の二酸化炭素と反応します。
  • 水に溶けると強アルカリ性の水溶液となります。
  • 水に非常によく溶け、溶解時に発熱します。
  • 強い腐食性があり、皮膚や目に触れると深刻な損傷を引き起こします。取り扱い時はゴーグルやゴム手袋などの保護具を着用しましょう。もし目に入った場合は流水で10分以上洗浄してから病院に行きましょう。

苛性ソーダの製造方法

苛性ソーダを工業的に製造する方法は、塩(NaCl)を原料とした電解ソーダ法です。電解ソーダ法では、電極を陽イオン交換膜で仕切った電解槽でNaCl水溶液を電気分解します。陽極では塩素ガス、陰極では水素ガスが発生します。

2NaCl + 2H2O → 2NaOH + Cl2 + H2

出典:苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)の工業的製法と用途

苛性ソーダの用途

苛性ソーダは、その多様な特性と用途から、家庭用品から工業製品まで幅広く利用されています。特に、環境への配慮が求められる現代において、その低環境負荷の特性が注目されています。

  • 化学工業:有機・無機化学品の製造、pH調整、中和反応として使用されます。
  • パルプ・製紙業:木材チップからパルプを製造する際に使用されます。
  • アルミニウム産業:ボーキサイトからアルミナを抽出する際に使用されます。
  • 水処理:水質調整や廃水処理プロセスでの酸性水の中和に利用されます。
  • 石鹸・洗剤製造:油脂の鹸化反応に使用されます。
  • 食品加工:オリーブのアク抜きなどに使用されます。
  • 分析試薬:化学実験や分析、特に中和滴定などで使用されます。

苛性ソーダは買える?

苛性ソーダは劇物のため一般的には販売されていません。成分のひとつに苛性ソーダを含む業務用パイプ洗浄剤は購入可能ですが、取り扱いに注意を要するため、慣れていない人にはお勧めしません。

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