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【2024年】東京応化の将来性 企業分析・株価予想

東京応化 銘柄分析・企業分析
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東京応化は半導体製造に用いるフォトレジスト(感光性樹脂)の製造で世界トップシェア級を誇る中堅の化学メーカーです。株価予想としては計算上の平均値3912円、最大値6991円です(記事更新時点で)。

東京応化(銘柄コード:4186)は日経半導体株指数の構成銘柄です。

東京応化の企業データ

東京応化工業株式会社は、1936年に無機化学薬品を製造する会社として誕生しました。その後1962年にフォトレジストの製造を開始しました。現在は世界トップシェア級を誇るフォトレジストメーカーに成長しました。

売上高1623億円
営業利益227億円
営業利益率14.0%
ROE7.2%
自己資本比率72.9%
従業員数連結1866人
平均年齢41.9歳
平均年間給与863万円
(出典:四季報 2023年度実績)

東京応化の事業分野

東京応化は3つの事業セグメントを展開しています。いずれも半導体や電子デバイス用途の材料や装置です。

  • 材料事業(エレクトロニクス機能材料):フォトレジストなどの半導体製造分野、半導体パッケージ製造分野、イメージセンサーMEMS製造分野、3次元実装分野
  • 材料事業(高純度化学薬品):洗浄液、現像液、剥離液、表面改質剤
  • 装置事業
東京応化の売上高構成比率
(出典:東京応化 統合レポート2022

東京応化の特徴・強み

世界最高水準の微細加工技術

東京応化は、フォトレジストの製造で世界トップシェア級を誇り、世界最高水準の微細加工技術を持っています。

半導体製造におけるリソグラフィー工程では、微細化の程度によって最先端で最も線幅の狭いEUV光源から旧世代のg/i線光源まであり、それぞれ対応するフォトレジストが必要です。東京応化では全光源に対応するフォトレジストを製造しており、EUV、KrF、g/i線で出荷数量が世界1位です。

東京応化のトップシェア
(出典:東京応化 統合レポート2022

世界最高水準の高純度化技術

半導体や電子デバイス分野ではますます微細加工が必要になり、それに伴い使用する化学薬品の高純度化は不可欠です。東京応化の化学薬品は高純度であることが強みになっています。

東京応化の業績推移・将来性

東京応化はリーマンショックの年には赤字になってしまいましたが、それ以降は安定した業績です。化学メーカーの中では比較的高い約10%の営業利益率となっています。

東京応化の業績推移
(出典:IR BANKより著者作成)
売上高営業利益営業利益率当期純利益ROE自己資本比率株主資本1株配当
2008年度102,3008,2708%4,2603%80%125,321
2009年度83,700-1,520-2%-4,66084%117,743
2010年度70,6002790%2540%84%116,55510
2011年度80,0006,1008%3,6503%80%118,85211
2012年度80,0006,1008%3,8203%85%121,44313
2013年度72,9007,87011%5,4404%86%124,22315
2014年度75,30010,00013%7,5506%88%129,73017
2015年度88,10013,30015%8,8206%84%136,16520
2016年度90,00012,40014%7,7205%85%134,96721
2017年度92,4009,19010%6,0104%82%135,02021
2018年度105,30010,50010%6,8805%79%136,91732
2019年度102,8009,5509%5,4104%78%135,78740
2020年度117,60015,60013%9,9307%75%141,16651
2021年度140,10020,70015%17,70011%72%142,83652
2022年度175,40030,20017%19,70012%71%156,21953
2023年度162,30022,70014%12,7007%73%162,64656
(出典:IR BANKより著者作成)

東京応化の株価予想

東京応化の過去5年のPERレンジは、最小値11.5、平均値23.0、最大値41.1でした。EPS(1年後アナリスト予想)は170.1円です。

株価 = PER x EPS

PER:株価収益率、EPS:一株当たり当期純利益

上記の関係式から、株価予想は、最小値1956円、平均値3912円、最大値6991円です(記事更新時点で)。

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